「モナ・リザ」が一番きれいに見える光はこれだ、34種類のLEDで実現

美術品は光によって表情が変わる。絵画であればなおさらだ。これまで使ってきた光とLEDを入れ替えることは難しいだろう。

東芝は2013年6月、フランス、パリにあるルーブル美術館と共同で、「モナ・リザ」の展示照明システムと、「赤の間」の天井照明器具をLED照明と置き換えた。2012年5月から開始した照明改修プロジェクトの結果だ。どのような工夫が必要だったのだろうか。

モナ・リザはレオナルド・ダ・ビンチが描いた油彩画。高さ77cm、幅53cmの絵に対してむらなく自然なスポット照明を当てなければならない。LEDは絵に化学変化を起こす紫外線を放出しない。これは従来の照明よりも優れている。しかし、絵がこれまでと同様に自然に見えるようにすることは難しい。なぜなら、LEDの光は光源の素子が放つ青と蛍光体が放出する黄色に偏っているからだ。人の目には白色に見えたとしても、特定の色(例えば赤)の再現性が悪くなる可能性がある。

東芝は光量や色温度などが違う34個のLED素子を組み合わせ、それぞれのLEDが放つ光を1つの光線の光線にまとめ上げる集光器を開発した。色の問題はこれで解決する。この他、明かりの均斉度も向上し、絵画の濃淡を忠実に再現できるという。

この照明ではLED素子ごとの出力を調整することで、色温度を2700K(いわゆる電球色)から3800K(いわゆる中間色)まで連続的に変更できる。モナ・リザに詳しいルーブル美術館の学芸員と協力して、主観評価から3200Kが最も適していることが分かったという。3200Kは正午の太陽光の色温度に近い。

ルーブル美術館はもともと宮殿として使われていた建物。このため、自然採光が取り入れられている。ルーブル美術館で2番目に大きな絵画「ナポレオンの戴冠式」が飾られている2階の「赤の間」(部屋番号75)は、天井中央部がガラス張りであり、日差しが強い日には他の照明を必要としない。逆に曇った日には薄暗くなる。このような展示室に適したLED照明も開発した。照度センサーを利用することで、天候や時間にかかわらず一定の照度が得られるよう、LED照明用の制御電源を用いた。(ソース:ITmedia)


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